Kindy Roomのサークルタイム

オーストラリアの保育園、Circle timeとかMat timeとか呼ばれる集まりがあります。

でも、日本の朝の会みたいに、きちんと椅子に座って話を聞いたり、みんなであいさつをしたり、季節の歌をうたったりといった感じとはちょっと違っています。床(マット)の上にみんなで座ってお話をしたり、ちょっとしたアクティビティーをしたり、絵本を読んでもらったりといった感じです。

座り方、基本姿勢があぐらです ”Cross your legs”と言ってます。yogaの基本姿勢から来ているのでしょうか。

あと、オーストラリアでは、先生がピアノを弾くこともありません。日本は保育士になるのに学校でピアノも習って、弾けるようにならないといけないんだよ~というと驚かれます!

オーストラリアは、歌はi padを使って曲をかけたり、ダンスも子ども達好きです。ある日、ほかのクラスですが、部屋をちょっと暗くして、ミラーボールをつかって、Discoの感じで踊ってました!(←ミラーボールなんて、先生、いったいどこで手に入れるんだろう) でも、とっても楽しそう♪外遊びをしている子供達がその部屋を窓からのぞき見していました(笑)



サークルタイム、毎回同じではないんだけど、今回、円になって子ども達が座って、先生が一人ずつ”How are you today?”の歌と質問の後、どうしてそう思うのか?理由を聞いていました。

「自分の気持ちを表現する」、「なんでそうなのか理由を考える」、「友達の考えを聞く」など、小さい頃から行なっているのがオーストラリアっぽいな~と思いました。といっても、子どもの話だから、シンプルでかわいらしい理由なんだけど。

How are you today?に対して、
Happyと答える子供達。理由は新しいおもちゃをもらえたとか、朝、ママがCuddle(ハグ)してくれたからうれしかったとか、どうするとそういう気持ちになるのか答えていきました。先生も「そうだよね、ママに優しくしてもらえると嬉しい気持ちになるよね。」などと、一人一人に答えていきます。

Excitedと答える子ども。放課後お友達の家に遊びに行くようです♪ それは、楽しみだ~。

Scaredと答える子ども。どうしてScaredだと思うの?と聞かれると、昨日の夜、家で火災報知機が鳴ったらしい。「そうか、それはこわかったよね。音が大きいからビックリしちゃうよね。でも、火災報知機が教えてくれると、火事になる前に火を消したり、逃げたりできるから、ビックリするけど、みんなを守ってくれるんだよ。」なんて先生も会話していて、子ども達1人1人に対する返しも、先生さすがです✨



Kindyのクラスになると、小学校のPrepに向けて、アルファベットや形、数字を遊びの中で取り入れています。1人クラスの中に、数字が得意で(その子の家系は遺伝なのか、兄弟もかしこい!)、足し算をしてみたり、数字系や、月、地球などの太陽系にも興味があったり。。

でも、外遊びが苦手らしい。。外に置かれたタイヤの上に横たわっているので、「何してるかちょっと見てみようよ」と先生と一緒に近くに行ってみると、どうやら昨日の雨でタイヤにたまった水を見て、水の動きを観察していたらしい!

こども目線で見てみるとおもしろいです。

とりあえず、Kindyクラス、子どもの頃から「自分がどう思うか」、「どうしたいのか」なども含めて「自分を表現すること」、「違いがあってもお互いを認めること」など学んでいます。いろいろな文化背景の子ども達がいるからなのかもしれません。あと、先生と話をしてると、苦手なことも含めて全体をのばしていくというよりも、興味のあること、その子の得意なことをほめて、注目して伸ばしていっています。

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