さっそく面接が終わり、翌日から子ども達の小学校が始まりました。留学生担当の先生がいるので、娘と息子のクラスを交互に訪れて、サポートをしてくれています。娘はYear2、息子はPrepです。(小学校に年長クラスが併設されています)
今回は、子ども達の英語力の変化と、新しい環境にどう慣れていったかを書いてみたいと思います。半年以上、過去にさかのぼって、ブログを書いています。(子ども達の留学前の英語力の状態は、→こちら)
英語はある程度できるけど、控えめな娘と、英語は分からないけど、物怖じしない息子。
娘は、「今日、お友達が何人できた!」と、初日から学校生活を楽しめている様子。担任の先生が、初登校前日に、留学生がくる話をみんなにすると、「私が、お友達になってあげる!」と、クラスの子ども達が楽しみに待っていてくれたようです。
クラスの女の子達が、面倒をみたりするのが好きなので、日を追うごとに、「新しいお友達ができた!」といって楽しそうな娘。
英語ですが、先生の話すことは分かるようですが、子ども達の話していることが全然分からないとのこと。
先生の英語は、クラスみんなの前で話すので、ハッキリと分かりやすく話しているから、聞き取りやすいのかな?授業は、初回からまあまあ、ついていけたようです。
留学生担当の先生も、授業のフォローに入ったり、英語のレッスンをしてくれています。友達の英語が分かるようになるまでは、2か月くらいかかっていました。
娘の場合は、本人の性格と年齢的なものもあるのか、「英語でしゃべる」ということが、どうしても苦手なようです。英語の理解はしているものの、半年以上たっても、自分からお友達との会話に積極的に入っていくということが、できずにいます。
友達から質問されれば、単語で答えるし、授業では手をあげて答えたりもしてはいるのですが。「単語だけでも話していけば、上達が早いのになぁ」とか、「間違ってもいいんだよ」と思うのですが、本人が言うには、なんて話したらいいのか分からないようです。
娘のお友達に、ヨーロッパから移住してきた子がいるのですが、その子も今ではベラベラしゃべりますが、理解できるようになっても、ずっと英語を話さず、2年たって、ベラベラ話し始めるようになったそうです。
私としては、(英語が理解できないならまだしも、話せる力はある程度あるのに)お友達と話さないので、大人の立場から見ると不憫に見え、早く話し始めてほしいと、つい、思ってしまうのですが、その移住してきた子のママは、時間がかかるけど、子どものタイミングまで見守ってあげれば大丈夫と話していました。
見守って長い間待ってあげることって、なかなか難しいですね。でも、授業も理解していて、友達と一緒に遊べて、毎日、学校を楽しんでいるみたいなので、その点はとてもありがたいです。そして、朝起きるとすぐに制服に着替えて、小学校に早く行きたがっています。
息子はというと、初日、英語が分からないけど、周りのみんなの行動の様子を見ながら、まねをして、同じく行動をとっていたようです。
お友達に色々話しかけられたけど、分からなかった様子。男の子は、女の子のように面倒を見たいという感じではないですが、でも、外遊びでは、一緒に追いかけっこやボールで遊んだりしたようです。
1~2週間経つと、様子が変わって、とても嫌がっていたわけではないのですが、「小学校に行きたくない」といった時期もありました。(でも、行ってしまえば平気なようです)
そして、男の子ならではの「からかってみたい」という感じなのか、クラスの2人の子に、後ろから押されたりとか、ちょっと嫌なことをされると、家で言うことが続くようになりました。
なので、「そういう時は、英語で友達にこう言うんだよ」とか、「先生にこう言ってごらん」と教え、担任の先生にも、そのことを話してみたところ、気をつけてみてくれるようにもなり、男の子にありがちな、こうした行動もなくなっていきました。(今では、その2人の子とも学校内外でも仲良く遊んでいます。)
息子の英語ですが、最初の頃は、家に帰ってきて、「これって、どういう意味?」と、よく聞かれました。
とても良いな~、そして、ありがたいなぁと思ったことは、息子が最初に質問してきた、よく耳にする言葉が、「Good boy」、「Come here」、「Here you are」だったことです。先生方のかかわり方が想像できる言葉で、本当に感謝です。
息子は1,2か月すると、先生の言うことがよく分かるようになってきたみたいで、お友達とも少しずつ話し始めるようになりました。
娘と違い、覚えた言葉をどんどん使っていきました。英語の本も4か月過ぎたころから、声に出して読むようになりました。この年齢の子どもって、本当に吸収が早いですね!
半年以上過ぎた今では、お友達と普通に英語で会話をして遊んでいます。家でも英語で話すことが増えてきて、その時の気分によって、日本語のときもあります。
英語の発音やアクセントは、現地の男の子の話す英語と同じ感じです。(娘の方は、先生が話す英語のような話し方で、息子とは、またちょっと違います。)
ここまでの過程では、「友達と遊ばない。一人で遊んだほうがいい~」と、ひねくれた時もあったのですが、今では、友達を見かけると、手を振って大声で名前を呼び、誕生会に誘われれば、付き添いのママ(わたし)そっちのけで、友達のところに走っていき、一緒に遊び始めるようになりました。
始めのうちは、子ども達も苦労があるので心配になりますが、サポートして、少し長い目で見た時にその過程を乗り越えて成長した姿が見れたり、子どもの自信にもつながると思います。
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