帰国後の子ども達の日本語と英語の変化

帰国後の子ども達の日本語と英語がどうなったのか、記録してみます。

まずは、帰国時、小学1年生の息子。

帰国前の状態は、英語は完全なネイティブ。話し方も現地のオージーの子ども達と全く同じで、日本語訛りもなく、読み書きもクラスメイトと同じレベルでした。渡航時Prepだったので、現地の子と同じ状態になるのに、時間がかかりませんでした。

その代わりに日本語ができなくなりました。私が家で日本語で話しかけるので、日本語で話していることは理解できる、でも、「話せない」。。日本で5才まで育ってきて、日本語が母国語なんだけど、日本語、本当に話せなくなりました。

祖父母とテレビ電話する時も、滞在中の後半は、「うん」「はい」の返事すら、話しにくいみたいで言えず、日本語を聞いての返事は、「Uh,huh」「Yeah」でした。私に英語で、これは日本語の文章で何て言うのか質問し、片言の日本語で話す状態になりました。

さらに進むと、日本語が話せないから、祖父母と話したくないような状態にまで、なってきました。。帰国後は、住まいが見つかるまで、しばらくは実家にお世話になりました。息子、日本語がしゃべれないので、しばらくおとなしかったです。

でも、子どもの復活力ってすごいですね!2週間で文章で日本語がしゃべれるように戻りました。初めのうちは、日本語といえど、外国人の訛りのある片言の日本語を話していましたが、1か月もたてば、もう日本語はネイティブに戻りました。

日本語の読み書きは、小学1年生の途中で帰国したので、漢字に遅れが出ることもなく授業についていけています。算数、オーストラリアの方が遅れていると思っていましたが、小学1年の途中の段階では、そんなことはなかったです。

性格は物怖じや人見知りしないので、友達も作り、小学校にはすぐなじんでいました。最初の1週間頃は、日本語が話せなかったので、追いかけっこのように、じゃれて友達と遊んでいましたが(笑)



オーストラリアでYear3 /4の合併クラス、日本で小学3年生の娘。

オーストラリアでの英語は、性格がShyなところもあって、進展がゆっくりでしたが、滞在後半はお友達ともよく関わって話していて、オージーアクセントになりました。読み書きは、渡航時はクラスの中で初級レベルだったのが、いつの間にか現地の子と同じレベルになっていました。(子どもの頑張り、褒めてあげないとですね。)

オーストラリアで帰国前の日本語は、祖父母と話す時、話しにくそうでしたが、なんとか考えながら話していました。姉弟の会話は英語、私とは、日本語で話しかけ、英語で返事がくる感じでした。帰国後、日本語の復活は早く、会話は問題なかったです。

ただ、年齢的に漢字が遅れてしまっていて、苦労させてしまいました。オーストラリアでも多少教えたものの、やはり使う機会が全くないので、覚えにくいです。

帰国後、家でも漢字のフォローをし、2か月位たって頭の中が日本語モードになってきたのか、吸収が早くなってきました。算数は、オーストラリアで4年生の授業も受けていたおかげで、日本では3年生の授業が大丈夫でした。ただ、オーストラリアでは掛け算九九の暗記がないので、帰国当初、少し覚えるのに苦労した段が一部、ありました。

小学校は、渡航前に通っていた小学校と同じところに戻ったので、以前の友達にも会え、楽しそうにしています。小さい頃、とても人見知りだった娘。年齢とともに変化してきて、今では、けっこう社交的になってきました。



帰国後の英語

あまり、というか、正直ほとんど英語を使える環境がありません。今、できていることは、You Tubeを見せる、オーストラリアの友達とスカイプ、私の外国人の友達などと出かける時に同行して一緒に遊ぶ、などです。同じくらいのネイティブの友達がいたらいいのですが、都会ではないので見つけるのが難しいのかもしれないです。英会話スクールで習うには、レベルが違ってしまっています。

姉弟間の会話、娘はオーストラリアのなごりで、英語で弟に話して遊ぶ。息子は、今は、ほぼ日本語で返すようになっています。。自然とお互いにその時に話しやすい言語で話している感じです。

娘は年齢的に英語はキープできると思いますが、息子は放置しているとしゃべる方を忘れてしまうと思います。

この先は、少なくても、夏休みなどを使って短期間では、また、オーストラリアの小学校に連れていけるようにしたいと思っています。長期はまだ未定です。予算を貯めないとですね。

英語をキープしてあげたいこともありますが、どちらかというと、オーストラリアで仲良くなったお友達と過ごす時間をまた作ってあげたいです。2か国に友達がいることは、子ども達にとって、とてもいい経験なのではないかと思っています。

のびのびと子ども時代を楽しんで過ごしてくれて、大人になった時に、自分のやりたいことを見つけてくれるといいなと願っています。

3 件のコメント

  • Kazさん こんにちは!
    お子さんたちの英語力&日本語力、とても興味深く拝読させていただきました!
    多彩な経験、バックグラウンドがお子さんたちの成長過程に備わることは、将来、強い柱になってくれると思います。
    私たち大人も、子供たちの柔軟性を見習いたいものですね。
    日本での新たな生活、いろいろと大変だと思いますが、これからもブログの更新楽しみにしています。

    • ローラさん、コメントありがとうございます。
      子供達から気付かされること、学ばされること、たくさんあります。
      世話をしているようでいて、助けられている部分がたくさんあります。

      帰国前は、いろいろな想いがあったのですが、帰国後、少し落ち着いて、今は、ちょうど帰国のタイミングだったのかなとも思います。今は足元をしっかり固め直す時期なのかなと。少し過去を振り返る余裕ができてきて、客観的に見れつつあります。

      先日、子供達と一緒にアルバムを見る機会があり、過去の写真を見て、3年前、仕事を自分で始めることなんて想像もしていませんでした。さらにその3年前、オーストラリアに子連れでいくことなど、考えてもみませんでした。また、その3年前、離婚なんて自分が経験するとは思ってもみなかったです(苦笑)
      今はまた、3年後の未来が想像できないですが、子供達との時間を大切に、とりあえず、毎日するべきことを1つずつ積み重ねていこうと思ってます。お互い疲れない程度にがんばりましょう!

      • 3年タームで転機のようなことが起こっているのは、興味深いですね! 
        そして、転機のそのときには気がつかなくても、何かしらの機軸が隠れていたりするんだと思います。Kazさんの今回の帰国は、3年後に振り返って必要な足固めの時期ということですよ。
        それにしても私は2011年の来豪以来ただダラダラと(それでも一応資格を取ったりはしましたが)シドニーで時間を過ごしてしまっているように思うので、Kazさんの行動力には本当に頭が下がります。
        そうですね、毎日の積み重ねが未来をつくるわけで、お互いにコツコツですね。これが一番大変なんですがw

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