親子留学での英語力の変化(1年後)

渡航してから先日、1年が過ぎました。親子留学で気になることの1つでもある子ども達の英語について、どのように変化していったのか書いてみます。

もちろん、留学前の英語の状態とか、その子の性格とかも関係してくると思います。一概には言えないのですが、どのくらい留学するとどのくらい伸びていくのかなという参考までに。

渡航時の英語
5才Prepの息子は、英語はほぼ分からない状態でした。色とか動物の名前、アルファベットが分かる程度です。
7才小学2年の娘は、インターナショナル保育園に通っていたので、英語の日常会話が分かり、簡単な文章の読み、単語の書きができる感じでした。

→渡航前の子ども達の英語力については、こちらの記事にも書いてあります。



1〜3か月後くらい
Prep息子は、小学校で英語をたくさん聞いて、先生や友達がよく話している言葉を理解し始めるようになりました。家に帰ってきて、「これってどういう意味?」とよく聞いてくるようになりました

同じ文章を繰り返し聞いて、どういう時に使うのかが分かってくると、日に日に、簡単な文章を友達や先生に話し始めるようになってきました。あまり物怖じしない性格なのもあると思います。

話し方は、文法的には間違っているけど、意味は通じる感じでした。3か月後くらいには、家でも英語を話すようになってきました。(私は基本、日本語で話しかけています。)

2年生娘は、先生の話していることは分かるけど、友達の話すことが早すぎて分からない様子。授業は、完全ではないものの、なんとか理解してついていっています。(日本で英語を習っていたおかげだと思います。)

読み書きは、同級生と比べるとレベルが下の方になるけど、クラスに同じレベルのネイティブの子もいました。読みのクラスは、各子供のレベルに合わせて本が違い、それぞれ学んでいきます。娘は、入学後1か月くらいしてから、英語面でも馴染んできたので、他の子と同じように読みやスペルの宿題が出るようになりました。

言葉はそんなに話せなくても、2人とも基本的にはお友達と休み時間に、楽しく遊んでいたようです。

小学校での遊びは、遊具の他、息子は追いかけっこやボール遊び。娘は、おにごっこ、体操ごっこや側転をよくしていたそうです。1年たって、学年が上がった今は、息子はハンドボールで友達と遊ぶようです。娘は休み時間にUNOをするようです(笑)

小学校の校庭の遊具の一部です。

4〜7か月くらい
Prep息子は、随分と日常会話が理解できるようになり、英語の環境や学習に馴染んできたようで、4か月目に他の子達と同じように単語と、フォニックスや読みの宿題が始まりました。

渡航後、4か月でフォニックスをもとにした英語の本を読み始めるようになりました。これには私もびっくり!したのですが、でも、この年齢だと、日本のインターナショナル保育園でも英語を理解したり、話したり、本が読めるようになってきます。

年齢が小さいと、言葉の吸収が早いですね!大人は4か月では、できないです。

友達とも遊びで英語で話し始めるようになりました。

2年生娘は、友達の話す英語が理解できるようになってきました。読み、書きなどは、上手になってきて、読みの本のレベルがどんどん上がっていきました。

友達とは、本人の性格でなかなか英語だと話さないので、私が心配していたのですが、本人はそれでも遊びを楽しんでいるようで、まわりの友達も気にはしていない様子。のちに娘は、「あの時はShyだったんだよねー」と、言っています(笑)しゃべるのは性格の個人差もあるようです。



8か月以降
1月の新年度にクラスも進級し、気がつけば、息子も娘もネイティブの同じ年齢の子供の英語と変わらなくなっていました。

息子の英語は、発音や話し方もネイティブの子どもの話し方そっくり。授業の内容も年齢なりに理解していて、友達とも休みの日などに一緒に遊ぶと、全く現地の子と変わらずに、遊んでいます。田舎なのもあって、ちょっと遊び方が野生的ですが。(良く言えばのびのび)

娘も渡航前は、先生の英語を聞いて学んでいたので、ずっと先生の話す英語のような感じだったのですが、今では、アクセントが現地の子どもと同じような話し方に変わりました。

あと、学年が変わり、お友達と英語で話し始めるようになりました。(私が、見守りきれず背中をかなり押して、ようやくそうなったいきさつもありますが)今は、友達とおしゃべりできることがうれしいみたいです。

家では、姉弟での会話は英語だったり、途中で日本語に切り替わったり、単語だけ英語や日本語が混ざったりと、気分によって、言葉が切り替わる不思議な現象がおきています(苦笑)でも、これは2か国語の環境だとよくあることみたいで、「あ〜、うちもそうだよー」という話も聞きます…

Year2の教室。絵具でカメの絵を描いていました。

まとめ
年長以下なら、英語があまり分からないまま、現地保育園や小学校Prepに留学しても、吸収がとても早い!耳から聞こえてきた英語がそのまま身につくようです。(移民の子で保育園に入る子達はもっと早かったです。)

小学校低学年なら、ある程度、日本で英語を習っていた方が授業や友達とのコミュニケーションはスムーズ!でも、話せなくてもお友達はできるし、環境にも馴染めると思います。英語は年齢が上がるにつれて多少時間がかかるかもしれませんが、大丈夫!

小学校高学年になると、授業や友達の言っていることが全く分からないと、しばらく慣れるまで負担になるかもしれません。でも、友達はよくしてくれると思います。特に女の子は面倒見がいいので。

中学生、高校生になると授業や友達作り、環境の違いから、英語がけっこうできないと、単身渡航も重なると、長期留学はストレスになったり、場合によってはホームシックになってしまうかも?と、個人的には思います。

 

もちろん、子どもの性格によるところもあるかと思いますが、英語を習わせたいなら、年齢が小さいほど、「勉強」という感覚が少なくて、遊びや生活の延長で自然と身につくと思います。あと、耳がいいから発音やアクセントがネイティブの状態になります。



4 件のコメント

  • 子供って本当にすごいですね〜!羨ましい!

    子供はみんな違いますもんね^^それぞれ性格の違う子の成長過程を見てると楽しいし、感動がありますね♡

    • コメントありがとうございます!
      子供達の適応力や吸収する力ってスゴイですね!
      大人になると、なかなか真似できないです(^^;)。。

  • 私もチャイルドケアを勉強していた1年ほど前、実習先のセンターに3ヶ月ぶりに訪ねたら、全く英語を理解できていなかった3歳児(両親が中国人)が、みんなが話す英語を完全に理解できるようになっていて、ものすごく驚いた経験があります。
    子供の吸収力は本当にすごいですよね!!!
    お子さんたちも、新しい環境にも順応していっている様子でとても感心します。
    大人たちも頑張らないといけないですね。

    • チャイルドケアの移民の子供達も、適応力と言葉を覚えるのがとっても早いですよね!
      渡航前に「子供達は大丈夫かな?」と少し心配をしていても、実際に来てみたら、いろいろと心配事があるのは大人の方でしたね(笑)学校も楽しみに通って、頑張ってくれている子供達に感謝です。

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